切断加工の種類
切断加工とは、物体を二つに分ける事を目的とする加工法です。
もっともポピュラーとも言うことのできる加工法で、さまざまな材質のものを刃物や電気、型を使用して押し切るなど多様にあります。
主な切断加工の種類は以下のようなものがあり、その素材や製造物によってそれぞれ変化していきますので見ていきましょう。
溶断という方法は、主にアセチレンガスと酵素の混合ガスによって金属を溶解することにより切断していきます。
剪断作用により上刃と下刃で切断する方法を剪断加工と言い、主に板材を切断します。
鋸刃を用いて切断をする鋸加工という方法もあり、素材を指定の形に帯状の鋸刃で切断するのです。
また砥石を使って切断をする方法もあり、薄くて丸い砥石によって切断できるような加工法になります。
切断に使われる機械
切断加工にはさまざまな種類がありますが、加工法により用いる機械もそれぞれとなっています。
どんな機械で切断作業をしているのでしょうか?
それぞれの機械の特徴を解説していきます。
まずは溶断で加工する場合に使われる機械は、ガス切断機やガソリン切断機です。
ガス切断機は可燃性ガスにアセチレンを使用した炎で金属を溶かすことで切断しますが
最近ではガソリンを使ったガソリン溶断機も普及してきています。
剪断加工で使われることの多い機械はスケヤシャーと呼ばれ、板材を真っ直ぐに切断していきます。
コンターマシンは主に鋸加工に使用され、曲線でも直線でも指定された形に切断することができます。
砥石を使って切断する方法では高速精密自動切断機や高速切断機が使用されていて、丸棒、シャフト、パイプ、H型、L型鋼などの形状によって使い分けられています。